こんにちは。今回はシャンパンルーム21。高い順に紹介してきて、ようやく5800万まで下がってきました。いや高いよ。
基本情報
5800万落札 母7歳時の産駒で4月18日生まれの牡馬、生産はノーザンファーム 左飛節のOCD手術歴有 馬体重448kg、体高160.0、胸囲171.5、管囲20.5(すべてセール時)
血統
父はキズナ。GⅠ馬は牝馬の2頭しか出ていないものの重賞馬は牡馬にも多く、重賞戦線は主に芝で活躍。条件戦はダートで活躍しているイメージが勝手にあったのですが意外と獲得賞金上位馬は芝が多いです。そうなのか。今年はノーザンファームがキズナに力を入れているという話もあり気になります。
母シャンパンルーム(名前の響き好きですね)は現役時9戦3勝、2着2回、3着2回。デビュー戦2着の後即GⅡへ出走し初勝利が重賞、GⅠを2戦走って3着、4着の後BCジュヴェナイルフィリーズでGⅠ制覇。繁殖入り後はアメリカンファラオ産駒の初仔がJRAダートで勝利を挙げています。1勝クラスで惨敗しているのが気になるところではありますが。ちなみにジャスティファイ産駒の2番仔(20産)は2歳のこの時期に600kgを越える馬だそうです。本馬は4月18日と遅めの生まれですがすでに448kg、サイズに困ることはなさそうですね。
配合について、キズナ産駒で濃いクロスをもっている馬が苦戦傾向なのが気になるところです。キズナ産駒の活躍馬はほとんどが4×5より濃いクロスを持っていません。本馬はストームキャットの3×4持ち。
検討
まずみなさん気にされるのが手術歴ですかね。ただOCD除去手術はそれほど珍しくなく予後も良好、競争能力にも影響がほとんどないと言われています。デビューに関わる時期に症状が出て数か月遅れたりということになるよりは早いうちに処置しておいた方が良く、今後出るよりもう手術済みですという方がマシ。となると手術歴が嫌われてこのくらいの値段に落ち着いたのなら逆に狙い目?なんて考えも可能かもしれません。
母や兄を考えるとダートを目指すのではないかなあと思います。ダート3冠路線の整備は朗報…と思っていたのですが大井競馬場に限るとキズナ産駒の成績は目立ちません。ただJRAではダートだと1800以上を得意としており、ダート3冠路線へ挑戦するキズナ産駒が増えれば変わってくるかもしれませんね。
母がBCジュヴェナイルフィリーズ勝ち馬で兄も中央勝ち上がり、キズナ産駒でノーザンファーム、セレクトセール出身、これだけ揃っていて5800万は決して高くないと思います。事実22産もキズナをつけていたようで(何らかの理由で産駒無し)本馬のデキに自信があったと読み取ることもできます。キズナ産駒活躍馬の傾向と本馬の配合を比較するとちょっと気になるところがあるくらいのものでこれはかなり高評価。個人的出資したい度 90/100
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