ヴァンビスタ嬢、牝系のあれこれ

DMMドリームクラブ
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こんにちは。募集発表で一目惚れし募集開始30秒で出資、1日1回以上ヴァンビスタとつぶやく生活を送っている私ですが、実はヴァンビスタ嬢について詳しく調べたことがない。馬体の細かいつくりやら血統理論やらを語るような知識はないので、へーと思った事実だけをつらつら書きます。この記事は書いていて楽しかった(変態)

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お母様Vanquished

ヴァンビスタはお嬢様なので、お母様と呼ばせていただきます。エンパイアメーカーの産駒。エンパイアメーカーはアメリカダートGⅠを3勝、ケンタッキーダービー2着。Vanquishedさん自身は3歳1月に牝馬限定未勝利ダート7ハロン(約1400m)戦でデビュー、5番人気2着。次戦牝馬限定未勝利オールウェザーの約1800m戦、1.3倍の抜けた1番人気も3着。3戦目牝馬限定未勝利約1600mのダート戦で(おそらく)抜けた1番人気に応え初勝利。オッズ表記が0.30となっていて私には意味が分かりませんでした。ちなみに未勝利で出たレースは全3戦ともMaiden Special Weight、2種類ある未勝利戦の中で期待値が高い方の馬が出されるレース。

次走はAllowance Optional Claiming race、牡馬牝馬混合の3歳戦、ダートの約1800m。Claiming race とは出走馬が売りに出されているレースのことで、購入希望者が書類を提出した場合、このレースのゲートが開いた瞬間に所有権が移るそう。ただしこの競争での賞金までは元の所有者に入る。へええ。アメリカではいたって普通で、全レースの半数がこのClaiming race だそうです。ちなみに今年のケンタッキーダービー馬はこのClaiming raceで馬主が移った馬です。そこから繰り上がり出走しダービー制覇。わからないものですね。このような例外が稀にあれど、基本的にClaiming race に出るということは元の馬主からこれ以上所有しても稼げないと思われているということで、必然的にレースレベルは低くなる。ただしここでVanquishedさんが出ているのはOptional Claiming、つまり売買対象馬とそうでない馬が混合しているレース、なのでClaimingとそうでないレースとの中間くらいのレベル(?)Vanquishedさんが売りに出されていたのかは私のリサーチ力と英語力ではわかりませんでした。3番人気2着。次走はGo for Wand Stakes  3歳牝馬限定、約1600mのダート戦。リステッド競争です。4番人気となるも、レース記録にstoppedとあり最下位。おそらくアクシデントでしょう。タイム指数は出ていたので(異常に低い値)完走はしたのかもしれません。このレースを最後に競争を引退しています。

こう見ると、最後のレースを除けば全レース3着以内。リステッド競走に出ても4番人気になるくらいの馬だったということで優秀…それが3歳で、5戦しかせず引退したのですから良い仔を出すだろうと期待したくなるところです。

お兄様Takeover Target

Vanquished産駒はヴァンビスタ嬢を除くとこれまでに9頭、そのうち出走が叶ったのは8頭。現在までにアメリカで勝利を挙げたのはそのうち5頭。複数勝利している馬も何頭か。いや優秀。

これまでの9頭のうち最も活躍したのが父Harlan’s Holidayの半兄Takeover Targetです。16戦5勝。Harlan’s HolidayはアメリカダートGⅠを3勝。Takeover Target自身はこの血統ながら2歳10月の初戦から芝のマイルを使われ7番人気で勝利。2戦目も芝マイル、1.1倍のオッズに応え2連勝。初重賞挑戦がGⅠで、4戦目のBelmont Derby Invitational Stakes(芝約2000m)、ニューヨーク芝三冠レースの1冠目にあたるレース。2番人気5着。1着がちぎって2~4着が接戦、そこからさらに1馬身以上離されての5着だったみたいです。距離持たずってとこでしょうか。しかしG1で2番人気になるような馬だったのね…

次走のNational Museum of Racing Hall of Fame Stakes(GⅡ、芝約1700m)で初重賞勝利。GⅢ6着を挟んでHill Prince Stakes(GⅢ、芝約1800m)で重賞2勝目。GⅡ2着を挟んでGulfstream Park Turf Handicap(ペガサスワールドカップターフの前身、芝約1800m)で2度目のGⅠ挑戦、3番人気4着。GⅠには手が届かず。一走挟んでLongines Dixie Stakes(GⅡ、芝約1700m)で重賞3勝目。その後は勝ち星を挙げられず引退。通算(5-2-1-2-2-4)GⅡ2勝GⅢ1勝と立派な成績。

お姉様Ladies’ Privilege

Takeover Target以外で唯一ブラックタイプに載るレースを勝っているのがこの馬。Takeover Targetの全妹。3歳牝馬限定のblack type race(勝てばブラックタイプに載せることのできるレース)を勝っています。条件はというと芝の約1700m。ほほう。

Vanquished産駒の良績はアメリカ芝1700m付近に多く出ています。そしてVanquished自身が唯一勝ったのは1600m、それ以上の距離では勝てず。アメリカの芝はタイム等を見てもヨーロッパほど日本の芝と遠い感じは無く。(例えば前述の芝2000m3歳GⅠ、勝ちタイムは2:01:16)この2頭の父はHarlan’s Holidayで、自身はダートGⅠで実績を作ったものの芝のGⅠ馬も送り出している。Justifyが目論見通り芝を走る産駒も出す種牡馬だとしたら、やはりヴァンビスタ嬢は芝マイルで相当面白いのでは…2000だのなんだのという距離延長は酷かもしれません。気性やヴァンビスタ嬢自身の馬体など見ても1200~1600ですかね。牝馬なら1600持てば何の問題もない…頼む。

伯母Critical Eye

Vanquishedの姉、つまりヴァンビスタ嬢から見て伯母に当たる血統の馬が化け物級。38戦14勝、GⅠ2勝、GⅡ1勝、GⅢ2勝。すべてダートで、距離は8.5~11ハロン。約1700~2200mくらい。GⅠ2勝のうち1勝は牡馬との混合戦。GⅢを勝って有終の美を飾り引退しています。ひー強い…

しかし本馬の産駒から活躍馬は出ていません。残念。日本でもよく見るパターンですよね。GⅠ勝ちまくった名牝の仔からまた同じくらいの活躍馬は出づらい…みたいな。数走りすぎると繁殖入り後の余力が残らないみたいな話も聞きますがどうなんでしょう。

ちなみに、この馬ダートGⅠ馬になった後なぜか芝約1700mのblack type raceに出走しています。なんでだよ。芝の方が格の高い日本ならまだしも、アメリカはダートの方が権威が高いし出る理由がさっぱり。結果はというと2着。こなすんかい。これヴァンビスタ嬢も芝いけるべ。

やっぱり芝マイルでの活躍を期待

目立ったところは書き終えたし長くなりすぎたのでこの辺で。ここまで読んでくださった方は果たしているのでしょうか。ありがとうございました。いろいろ見ましたがやっぱり期待通りの活躍をするなら芝マイルではないかというところですね。レースを走り始めれば嫌でも現実が分かるわけですから、今は高評価を素直に受け取って浮かれておいた方が楽しいです。阪神JF、桜花賞、ヴィクトリアマイル!

あとは何回でも書きますがとにかく怪我やアクシデントだけ無く進みますように。

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