ここまで盛り上がったサラブレッドオークションも無いのではないでしょうか。2022年3月24日夜9時頃、謎の「DMMドットコム」という文字列がある一部の熱狂的競馬ファンから熱烈な応援を受けていました。
事の経緯
無事引退（？）
DMMドリームクラブという一口馬主クラブの所属馬、アイワナビリーヴ号が3/21中京7Rでラストランを迎えました。この馬は新馬戦を快勝し、そのあまりの勝ちっぷりに乗馬となる予定だった（すでになっていた？）姉アイワナシ―ユーが急遽繁殖入りするなど様々ドラマを生んだ馬です。出資非出資関係なくDMM会員からはあたたかい労いのコメントが。ただし、これはあくまでも「競走馬ファンドの運用終了」を指しているだけなのです。アイワナビリーヴ号は生産牧場との契約に基づき、無償で牧場へ譲渡、返却されました。
サラオクに名前
クラブ馬としてのラストラン直後、3/24に行われるサラブレッドオークションにアイワナビリーヴの名前はありました。これは即Twitter等で話題に。かなりの活躍馬でもない限り、運用終了と無事引退（＋競走をしない次の道）というのはイコールにならない厳しい現実を突きつけられます。
一筋の光
しかし入札開始直後、最初の入札者はなんと「DMMドットコム」これには再びバヌーシー民がざわつきます。もしかすると、契約に基づいてお返ししたものをクラブが買い戻そうとしているのかもしれない。ただ、本物である保証はないし、その後12時間「DMMドットコム」が現れることはありませんでした。
再登場、激闘
オークション終了の30分前、再び勇者「DMMドットコム」が動きを見せます。140万を超える入札。さすがにこれは本物か？！と期待が高まります。ただそこはアイワナビリーヴ、血統馬でもありますし欲しい馬主さんはいます。最終的には一騎打ちへ。競っていた方は中央の馬主さんという情報をTwitterで見ましたが、真偽のほどはわかりません…
歓喜の落札
落札直前はTwitter大盛り上がり。出資者非出資者関係なくバヌーシー会員はみな「DMMドットコム」を応援していました。私も非出資ながら手に汗握り応援、最後は「産駒に出資するし会費も払い続けるからいくらになってもいけ！いってくれ！」くらいの気持ち。そしてついに…
DMMドットコムさんが税込み388万で落札！あとはこのDMMドットコムが本物、クラブ関係者であることを祈るのみですが、数十分後には公式から買い戻しが発表。文面は淡々としたものでそれが逆にグッときます。
クラブ代表代行の椎名さんもツイート。惚れた。
これにてアイワナビリーヴ物語が大円団。引退おめでとう！→即日サラオク…→カムバック！！！！こんなドラマチックなことあります？
おかえりなさい！（画像は2022/1/16 小倉8R 4歳以上1勝クラスパドック）
DMM「ドリーム」クラブ
本当に良いものを見て、体験させてもらいました。会員に夢を見せるクラブ、まさにその通りです。立ち上げたばかりの頃は色々あったらしいですが、今は超が付く良クラブではないでしょうか。契約で返却は決まっていた、サラオクに出すこともおそらく決まっていたから仕方ない、なら買い戻せば良い。男気。
今後
「将来の」繁殖という発表でちょっとひっかかるところが無くもないですが、いずれはクラブの繁殖となるとのことです。バヌーシー会員となった後実際に競馬場で会ったことのある馬ですし、血統的にも走る仔を出して何らおかしくない、さらにこの体験をさせてもらったからには出資することは確定です。となれば気になるのは配合。アイワナビリーヴはかなり現代日本の王道種牡馬がつけやすそうで、ディープ後継種牡馬ならサンデーサイレンス3×4クロスが入ります。
三冠馬
期待の新規種牡馬、芝の大物を
夢のバヌーシーベイビー
夢が膨らみますね！もちろん他のどの種牡馬が付こうが募集されれば出資です。
改めて良いクラブ
改めてDMMバヌーシーは熱い良いクラブだなと思いました。ノーザン系クラブへ無理に入会するのでなく、バヌーシーメインで当分は行こうと決心させられる出来事でした。これからも夢を見せてください。
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