こんにちは。2020年産駒出資馬の詳しい振り返りをして本年最後のブログにしたいと思います。
総成績
3戦0勝 4着2回 14着1回
ヴァンビスタ
今年の結果
12/4 メイクデビュー阪神 芝1800m 坂井瑠星騎手 1人気14着
間違いなく夏頃までの期待値が3頭中1番高かったのが本馬。外厩では絶賛につぐ絶賛。課題は気性も、改善されているという報告。しかしゲート試験後放牧に出されると、中々帰厩できず。トレセンではコース追いが1度もないまま新馬戦へ。もともと気性面は難しさを出していたところにレース前放馬、競馬にならず最下位14着、レース後骨片除去手術が必要になるなど厳しいデビュー戦になりました。
感想
とりあえず競馬使ってみないことには何もわかりませんね、のひとこと…なんですが、これで終わってしまうのも何なので自分が考えたことも書いておきます。おそらく身体能力があるのは間違いないんじゃないかと思います。更新内容や時計を見ても。ただ競馬に行くと他馬を怖がってどうにもならなかったというジョッキーのコメントからもわかるように課題は精神面。で、「ここも外国産馬のリスクなのかもしれない」と思いました。内国産馬、それこそノーザンファームの馬なんかに出資をすれば、生まれたときから放牧、馴致、調教など日本の設備と技術を持って馬にも人にも慣らしながらしっかり育てられるわけですが、外国産馬だとどんな環境で育っているかわかりません。実際のところがどうであれ、この部分が見えない馬に出資するのってかなりのリスクだよな…と。もし本馬やもう1頭のミスティックロアが今後活躍してくれたとしても、もう外国産馬にはいかないかな…
来年に向けて
さて、ここまで書いてきたように厳しい状況であることに間違いはないのですが未勝利脱出を諦めるにはまだ早すぎますね。新馬14着の要因として「コース追いができなかった」「レース前放馬した」「もしかしたらレース中やレース前にも足元に異常があった?」「馬に慣れていなかった」「芝がダメだった」「長すぎた」ぱっと思いつくだけでもこのくらいありますので、どれか変わればびっくりの変わり身があってもおかしくないと思っています。レース後ジョッキーの話にもあったように競馬への慣れ、が1番なんじゃないかなあと思っているので転厩することになってでも来年はとにかく数を使えると良いなと思っています。
デアデルマーレ
今年の結果
10/8 メイクデビュー阪神(牝) 芝1600m 和田竜二騎手 3人気4着
11/5 2歳未勝利 阪神 芝1800m 和田竜二騎手 2人気4着
1番順調に進み、1番結果も良かったのが本馬。3頭中ダントツ最安の1600万募集。特に期待を煽るようなクラブからのコメントなどはなかったものの、春には本州へ渡りゲート試験、放牧後3歳未勝利終了とともに帰厩でき、きちんと乗り込まれて秋にデビュー、そのまま2戦目、と良い2歳シーズンを送ってくれました。2歳での勝ち上がりはなりませんでしたが阪神芝マイルという舞台でタイム差なしの4着、0.4差の4着とまずまず。
感想
本馬に関しては非常に満足しています。出資したときの考えが「1600万と安い。母がタフで掲示板内が多くコツコツ稼いだ、本馬は初仔ながら馬格がある、母と同じような競争生活を期待」だったのでいまのところばっちり(まだ2戦ですが)。3歳未勝利戦終了までに勝ち上がってくれれば100点。母は関東オークス3着の実績がある馬で本馬も2歳時点で500キロ、牝馬限定のダート路線、結構やれるんじゃ?なんて思っています。距離的には延長の2戦目、初戦のような脚が見られずバテていたようにも見えたので現状1600までかな?今後のレース選択も含め楽しみにしています。
来年に向けて
ダートでも…なんて書きましたが芝で次走予定が決まっています。
1/9 3歳未勝利(牝) 中京 芝1600m 坂井瑠星騎手
本馬にも坂井騎手。ヴァンビスタにはデビュー戦で乗ってくださいましたし、デビュー前のミスティックロアも矢作厩舎、初年度出資馬全頭がお世話になる可能性が大いにありますね。1/9中京は重賞の裏なのですが、良い騎手が受けてくれました。帰厩後、前2戦に比べると明らかに負荷をかけてきており、1週前追い切りでは82.2-12.1と全体時計は自己ベスト。相手も揃いそうな気はしますが、がんばってほしいです。どこかで勝ち上がる力はあるはず。気性も安定していそうですし体質も弱くはなさそうなので、2023年は1勝と年5走以上、くらいを期待しようかなと思います。
一口を始めると決めて最初に申し込んだのがこの馬で、初出走、初の現地観戦もこの馬。思い入れの深い1頭になりそうです。だからこそなんとか1勝して、できればクラブで繁殖入りして、長く長く応援させてほしいです。
ミスティックロア
今年の結果
といっても未入厩、ゲート試験もまだです。たしかに馬体重こそあるものの見た目は細く、お父さん(arrogate)に似てますなあという印象。チャンピオンヒルズでじっくり育成が進められました。今年最後の更新内容から推測するに、矢作厩舎の都合さえつけば入厩なんじゃないか…と。
感想
ゲート試験すら受けていないので難しいですが。あれだけの結果を出している外厩の意見ですし、素人目にも細いなあという感じなので未入厩であることに疑問は特になく納得しています。良い調教が積めたのなら良かったのではないかと思います。
来年に向けて
いくらまだ細い完成していないと言っても、JRAのシステム上3歳9月には間に合わなければなりません。新馬戦には間に合わず未勝利デビューということになるでしょうが、おそらく適正であろうダートの長めは芝や短距離に比べれば手薄だと思いますし、何よりあれだけ勝ち上がっているarrogateの産駒、しかも母はfolkloreというトンデモ血統馬ですから1勝はなんとかなるのではとこの馬に関しては割と楽観的に見ています。走ってみないとわかりませんがね…
まず入厩、ゲート試験を無事に。